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本日のテーマは「旗竿地、狭小地、傾斜地…変形地は買うべき?メリット・デメリット徹底解説!」についてです。

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皆さんは、「旗竿地、狭小地、傾斜地」と聞いて、どのような印象をお持ちでしょうか?

土地探しをしていると、「旗竿地」「狭小地」「傾斜地」といった、いわゆる変形地に出くわすことがあります。

一般的な整形地に比べて価格が手頃な場合も多く、「これはチャンスかも?」と思う反面、「何かデメリットがあるのでは…」と

不安を感じる方もいるでしょう。

結論から言うと、変形地にはメリットもデメリットも両方あります。それぞれの特性を理解し、

ご自身のライフスタイルや予算、理想の家づくりと照らし合わせることで、最高の選択となる可能性も秘めています。

この記事では、主要な変形地である「旗竿地」「狭小地」「傾斜地」に焦点を当て、それぞれの特徴、

そして購入すべきかどうかの判断材料となるメリット・デメリットを徹底的に解説します。


1.旗竿地(はたざおち)

【どんな土地?】 道路に接する間口が細長く、その奥にまとまった広さの敷地がある土地のこと。

上から見ると、旗とその竿のように見えることから名付けられました。

メリット

・価格が安い: 周辺の整形地に比べて、2〜3割程度安くなることが多く、予算を抑えたい場合に大きな魅力です。

・プライバシーの確保: 道路から奥まっているため、通行人や車の視線が気になりにくく、高いプライバシー性を

 確保しやすいです。

・静かな住環境: 道路から距離があるため、車の走行音や人通りが気になりにくく、静かで落ち着いた住環境が得られます。

・庭や駐車スペースを工夫しやすい: 竿部分をアプローチや駐車スペースに、奥の広い部分を建物と庭に使うなど、

 意外とレイアウトの自由度があります。

デメリット

・建築コストが上がる可能性:

  1)工事車両の進入: 竿部分が狭いと、大型の工事車両が入れず、小型車両への積み替えや人力での運搬が必要になり、

    工事費が割高になることがあります。

  2)インフラ整備費: 道路から奥まっているため、上下水道やガス管などの配管・配線距離が長くなり、

    費用がかさむ場合があります。

・採光・通風の確保が難しい場合も: 周囲を建物に囲まれていると、日当たりや風通しが悪くなる可能性があります。

 設計で工夫が必要です。

・駐車場計画が重要: 竿部分の幅や長さをしっかり確認しないと、車の出し入れがしにくかったり、

 複数台駐車できなかったりする可能性があります。

・防犯面への懸念: 道路から見えにくい場所にあるため、空き巣などのターゲットになりやすいという指摘もあります。

 防犯カメラやセンサーライトなどの対策が重要です。

・再販時の評価: 形状が特殊なため、将来売却する際に買主が見つかりにくかったり、価格が上がりにくかったりする

 可能性があります。


2. 狭小地(きょうしょうち)

【どんな土地?】 都市部に多く見られる、面積が小さく、場合によっては間口が狭い土地のこと。

一般的に15〜20坪以下の土地を指すことが多いです。

メリット

・価格が安い: 面積が小さいため、総額を抑えて購入できるのが最大のメリットです。予算の都合で

 都市部での購入を諦めていた方にもチャンスがあります。

・駅近など利便性の高い場所にあることが多い: 都市部の中心部や駅近など、利便性の高いエリアに比較的多く存在します。

・固定資産税が安価: 土地が小さいため、固定資産税の負担も少なくなります。

・個性的な家が建てられる: 限られた空間を最大限に活かすため、スキップフロア、屋上、地下室など、

 工夫を凝らした個性的なデザインの家を建てられます。

デメリット

・建築コストが割高になりがち:

 1)坪単価の上昇: 土地の単価は安くても、建築費は面積が小さくなるほど坪単価が高くなる傾向があります。

   狭いスペースでの作業は効率が悪く、基礎工事なども割高になるためです。

 2)高層化や地下室の検討: 居住空間を確保するため、3階建てにしたり、地下室を設けたりすると、その分費用がかさみます。

・採光・通風の確保が難しい場合も: 周囲を建物に囲まれていたり、隣地との距離が近かったりすると、

 日当たりや風通しが悪くなることがあります。設計の工夫が不可欠です。

・生活動線や収納の工夫が必要: 効率的な間取りや、壁面収納・造作家具など、徹底した工夫がないと、

 生活しにくくなったり物が溢れたりする可能性があります。

・駐車場が作れないことも: 都市部の狭小地では、敷地内に駐車スペースを確保できないケースも珍しくありません。

 近隣の月極駐車場を探す必要があります。

・将来の売却が難しい可能性: 非常に特殊な間取りや構造になると、将来売却する際に買い手が見つかりにくいこともあります。


3.傾斜地(けいしゃち)

【どんな土地?】 敷地全体または一部が傾斜している土地のこと。ひな壇状に造成されている場合と、

そのまま傾斜している場合があります。

メリット

・眺望・日当たりが良いことが多い: 高台にあることが多いため、開放的な眺望が期待でき、日当たりも良好なケースが多いです。

・価格が安い: 整形地の平坦な土地に比べて、比較的安価で購入できます。

・プライバシーの確保: 高低差があるため、道路や隣地からの視線が気になりにくく、プライバシーを確保しやすいです。

・個性的なデザインが可能: 傾斜を活かしたスキップフロアや地下室、ガレージハウスなど、ユニークで魅力的な

 デザインの家を実現できます。

デメリット

・造成費用がかかる: 傾斜を平らにするための造成工事費や、高低差を解消するための擁壁(ようへき)工事費が別途発生し、

 これが非常に高額になる場合があります。地盤調査の結果、地盤改良が必要になることも。

・建築コストが割高に: 高低差があることで、基礎工事が複雑になったり、資材の運搬に手間がかかったりして、

 建築費が割高になる傾向があります。

・水害・土砂災害のリスク: 傾斜の度合いや地盤によっては、豪雨時の水害や土砂災害のリスクが高まる可能性があります。

 ハザードマップでの確認が必須です。

・生活利便性が低いことも: 坂道が多く、車や自転車での移動が大変な場合があります。高齢になった時の移動も

 考慮する必要があります。

・外構費用も高くなりがち: アプローチや庭など、高低差を考慮した外構デザインが必要となり、費用がかさみます。


変形地の土地を購入すべきかどうかの判断基準

変形地には一長一短があります。購入を決める前に、以下の点をしっかり検討しましょう。

・資金計画の明確化: 土地代が安くても、造成費や建築費が割高になる可能性があります。

 必ず土地代+造成費+建築費+諸費用の総額で予算を組みましょう。

・専門家への相談:

 1)不動産会社: 変形地の取引に慣れているか、具体的な事例や注意点を教えてくれるかを確認しましょう。

 2)建築家・工務店: 変形地の設計実績が豊富な建築家や工務店に相談し、希望する家のプランが実現可能か、

   追加費用はどのくらいかかるかを確認しましょう。

   彼らは、デメリットをメリットに変えるアイデアを持っていることが多いです。

 3)地盤調査: 傾斜地の場合は特に、地盤調査を必ず行い、安全性と必要な対策費用を確認しましょう。

・ライフスタイルとの適合性:

 1)「静かな環境を重視したい」「個性的なデザインの家に住みたい」といった明確な希望があるなら、

   変形地は選択肢になり得ます。

 2)一方で、「車の出し入れは楽な方がいい」「広い庭でガーデニングを楽しみたい」といった場合は、

   デメリットが大きくなるかもしれません。

・将来の売却可能性: 将来的に売却する可能性があるなら、一般的な需要があるか、売却時のリスクも考慮に入れておきましょう。


まとめ:デメリットをメリットに変える「設計力」がカギ

旗竿地、狭小地、傾斜地といった変形地は、確かに整形地にはないデメリットを抱えています。

しかし、その特殊な形状や立地だからこそ、価格的なメリットがあり、そして何よりも設計次第で唯一無二の

魅力的な家を建てられる可能性を秘めています。

重要なのは、その土地の特性を理解し、デメリットを補う、あるいは逆にメリットとして最大限に活かす設計力と、

それを見極める情報収集力です。

変形地だからと安易に諦めず、まずはプロに相談し、あなたの理想の家づくりが実現可能かどうか、

じっくりと検討してみてはいかがでしょうか。賢い選択で、あなたにとって最高の住まいを見つけてくださいね。

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